自宅暗室手帖 手持ちのスキャナー(EPSON GT-X900)を使ってネガフィルムのコマ割り(インデックスみたいなもの)を作ってみた 作り方と感じた事


暑いです。

じめじめです。

まさに梅雨らしい。

私、お盆って8月とばかり思っていましたが、7月盆ってあるんですね。

最近知りました。

恥ずかしながら。

調べてみると他にもいろいろな説が。

無知って恐いです。

まだまだ知らないことばかり。

日々勉強。

そう感じる次第であります。


概要

前回の記事でコンタクトプリントの制作について書きました。

pentaxmz-5,smc pentax reflexzoom 400-600mm f8-12,富士c200で撮影した写真
【カラープリント③】カラーネガフィルムのコンタクトプリント(ベタ焼き)の作成方法と作成してみて感じたこと

町の写真屋さん等でカラーネガフィルムを現像してもらうとインデックスというコマが順番に並んで整列された ...

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「メリット多数だからコンタクトプリント作った方が絶対いい!」

てことではないです。

もちろんあるに越した事はないですが。

デメリットの部分で書きましたが、ぶっちゃけ、ちょっと面倒だなと思う日もあると思います。

人間だもの。

でも、コマ割り(インデックスみたいなもの)が欲しい。

しかも、簡単に。

そこで、手持ちのスキャナー(EPSON GT-X900)を使って、コマ割り(インデックスみたいなもの)作ってみようと思います。

結果的に、コンタクトプリント(ベタ焼き)みたいになりましたが。

今回は暗室作業の記事ではなく、パソコンでの作業の記事となります。

暗室関連ということで、ご容赦くださいませ。

やり方

EPSONのホームページより各々手持ちのスキャナーのドライバーをダウンロードし、ひらきます。

ひらくとこの画面になり、プロフェッショナルモードを選択。

次に、ネガフィルムをスキャナーにセットします。

順番は前後しても構いません。

ネガシートに入れたままで大丈夫です。

ネガシートは透明がいいのかなと思います。

乳白色だとどうなるのかな?

やったことないですけど。

セットの方法は、こんな感じ。

5列スキャンできます。

閉じたときに蓋部分と重なる部分は、キズがつかないようにフィルムを外しておきます。

①最初は上から5段。

なので、上から6段目のフィルムは抜いておきます。

解像度等はおまかせします。

プレビュー確認後、必要範囲を選択し「イメージ調整」を行います。

今回はこんな感じでいってみます。

よければスキャン・保存。

②次に下から5段。

先ほどと同様、下から6段目のフィルムは一旦抜きます。

前回、選択した枠が残っていると思いますので、それをそのまま使っちゃいましょう。

その方が、後々画像を合体させるときに楽なのかなと思います。

同じコマをかぶってスキャンしても構いません。

だいたいネガシートは7段かと思います。

なので5段スキャンして、2段スキャンでも一向に構いません。

ただ、取り込み枠を変更しなければならないと思いますので、少し後々面倒かな。

いずれにせよあとで、画像編集ソフト等で合体させればいいので。

そこは自由に臨機応変に。

あと、なぜかは分かりませんが、同じフィルムをスキャンしプレビューを見て必要部分を選択した際、毎回画像の明るさが異なります。

なので、毎回明るさと色味の調整が必要かなと思います。

2つの画像が出揃ったら、画像編集ソフト等で合体させれば完成!!

撮影機材等のデータは、Canon p /Canon 50mm f1.8 lmount /Kodak ultramax 400 です。

ちなみに、このカラーネガフィルムの現像についてはこちらの記事で詳しく書いています。

【カラーネガ現像④】C-41RA対応 オリエンタルカラー BAN1R+RA-4 発色現像スターターを用いての現像・作例

久方ぶりに街中に出かけた。 いろいろと変わっていた。 変わっていないものもあった。 表面上は。 きっ ...

続きを見る

参考までに。

まとめ

さて、今回パソコンとスキャナーでコンタクトプリント的なものができないかなといろいろやってみてたんですが、まぁなんとなくできないこともないようです。

ですが、実際できたコンタクトプリント的な画像を見てもらったらわかりますが、スキャナー内でいろいろなことが起こって、パーフォレーション部分がコマ部分に写り込んでいます。

フィルムをネガシートから出したり、無反射ガラス等を用いてスキャナー内のいろいろなことを取り除いていくことで解決するのかな?

やったことないから、わかりませんが。

まぁクオリティーを上げようと思うといろいろお金もかかりますし、手間もかかります。

それくらい惜しまずやりなさいよって話ですが。

これに関して言えば、これで十分かなって感じです。

多少の自動補正がかかる(自動補正の有無は選択可)ものの、露出のオーバーかアンダーかは把握できるようです。

なので、プリント時の参考に少しはなるんじゃないかなと思います。

この画像上で気になった部分があれば、画像編集でまぁそれなりになりますので、色味や撮影時の露出のミスもいい感じになるんじゃないかなと。

私としては、今手元にあるものでお手軽に、そのフィルムにどんなコマが入ってるか把握できるだけでもはや御の字!

なのです。

それと、余談にはなりますが...

pentaxからハーフ判のカメラpentax 17が発売されますね〜!

素晴らしいことですし、ありがたいことですし、いつか入手したいと思っているわけです。

それで、ネガフィルム(設定を変えればポジフィルムも可能)で撮影し、今回紹介した方法でスキャンし、約72コマのコンタクトプリント的なものをみたら、楽しいでしょうし、えもいわれぬ感覚におちいるんではないかと期待しているわけです。

はぁ〜思い、馳せまくり〜!



 

 

  • この記事を書いた人

けーすみ

フィルムカメラ・フィルム写真が好きで、自宅に暗室を作りフィルム現像からプリントまでやっています。 カメラ・レンズや自宅暗室などの作例をメインに載せています。 とにかく「撮ってみて、焼いてみて。」の試行錯誤の日々です。 epilogとは「詩歌・演劇などの終わりの部分のこと。」を表す言葉で、一種の終活のように私自身がこれまで撮った写真や書いた詩、感じたモノや触れたコトに対する思いを、ブログとして綴っていこうと考えてepilog.というタイトルにしました。 私のやってきたこと・今やっていること・これからやっていくことが読者の方に少しでも有益となれば幸いです。

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