久方ぶりに街中に出かけた。
いろいろと変わっていた。
変わっていないものもあった。
表面上は。
きっと変わってるんでしょうね。
何かが少しずつ。
ぼちぼち梅雨。
むしむしじめじめ。
引き続き暗室作業を。
使用するもの
現像するフィルムはKodak ultramax 400を4本です。
pentax mz-5で1本、Rollei 35sで1本、Canon pで2本。
現像タンクとリール・薬品もほぼ以前のこちらの記事と重複するので割愛。
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参考【カラーネガ現像①】現像機材の紹介とカラープリント用薬品 コダック エクタカラー RA-4 を用いての現像・作例 薬品の作り方
けーすみ(@ksumisan)です。 だいぶ暖かくなりました。これから暗室作業をするにはいい季節にな ...
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以前の記事の作例を見てみると、若干かりかりというか、ものによってはシャープ過ぎる印象。
色ももう少しふんわり優しい感じを目指してみたい。
そこで思ったのが、常温のフィルムに40℃前後・スターターを入れてない発色現像液が急に押し寄せてきたもんだからびっくりしたんじゃないかって!
なので今回は発色現像液の部分に少しだけ変化を加えてみます。
そう。Kodak RA-4 発色現像スターターを入れてみます。
発色現像液➡オリエンタルカラー BAN-1R(Kodak C-41RA対応) + Kodak RA-4 発色現像スターター
薬液(単位:ml)
A | B | C | スターター | 水 | |
分量 | 50 | 10 | 15 | 10 | 515 |
分量でいうとこんな感じ。
現像手順
発色現像(40℃前後) 3分15秒(最初30秒連続撹拌➡以降1分毎10秒撹拌)
↓
水洗 2~3回水を入れ替えて流します。(発色現像液を次の工程に持ち込まないように。)
↓
漂白(28℃前後) 5分(最初30秒連続撹拌➡以降1分毎10秒撹拌)
↓
水洗 2~3回水を入れ替えて流します。(漂白液を次の工程に持ち込まないように。)
↓
定着(28℃前後) 5分(最初30秒連続撹拌➡以降1分毎10秒撹拌)
↓
水洗 3~5分
↓
水滴防止剤 30秒浸す
↓
乾燥
作例
作例です。
スキャナーはEPSON GT-X900です。
Rollei 35s /sonnar 40mm f2.8 /Kodak ultramax 400
Pentax mz-5 /smc pentax-m 50mm f1.7 /Kodak ultramax 400
Canon p /Canon 50mm f1.8 lmount /Kodak ultramax 400
Canon p /Canon 50mm f1.8 lmount /Kodak ultramax 400
まとめ
まずまずのクオリティ。
全体的に若干シアンが強いような。
まぁこれくらいであれば自家プリントする際にカラーダイヤルで調整できる範囲だし、フィルムスキャンしてパソコン上でちょちょいと手を加えれば色味はニュートラルにできそう。
多少の露出での描写の違いはあるものの、画質も前回と比べると粒状性は目立たなくなった感じがします。
暗い部分のディテールもしっかりでていて、個人的には合格点です。
細かいこというと、これは撮影時に気を付ければいいことですが、露光不足や露光過多のコマをスキャンした時の粒状性や画質の悪さ。
影や暗い場所などのシャドー部分や空や白に近い被写体などのハイライト部分が気になります。
あとは、Rollei35Sのピント問題。
距離感ほしい~!!
などなど挙げていけばきりがない。
逆に、今回はいい部分もたくさんありました。
当分はこの薬品の分量・現像手順をベースにしてやっていこうと思います。
もちろん少しずつ詰めてはいきますがね。
あとは、プリントで工夫を。