手持ちのフィルムカメラを紐解いていく 中判カメラ編

 


前回は35mm判カメラでした。

35mm判カメラで撮影した写真
手持ちのフィルムカメラを紐解いていく 35mm判カメラ編

所有しているカメラを紹介していきます。 現在、35mm判カメラは6台所有しています。 壊れていたもの ...

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今回は所有している中判カメラを紹介していきます。

現在、中判カメラは4台所有しています。

こちらも修理・動作確認済みです。

MAMIYA C330S

形式 レンズ交換式6×6cm判二眼レフカメラ
シャッター B、1秒〜1/500秒
レンズシャッター
露出計 なし
ファインダー 交換式
ファインダー用と撮影用は同一レンズ
標準はウエストレベルファインダー
レンズマウント マミヤCシリーズ
電池 不要
発売年 1983年

あらまし

何を思い立ったのか急に正方形の写真が撮りたい衝動に駆られ、安易に二眼レフが欲しいと思い始めたのはもうずいぶんと昔の話。

もともと丸っこくて可愛いデザインのものが好きで、RolleiやYashica・Minoltaの二眼レフに目をつけていました。

まぁ最終的にMAMIYAC330S(以下c330s)になっちゃうんですけどね。

使ってみて

まず予備知識として二眼レフには2つレンズがついてますが、簡単にいうと上が見るレンズで下が実際に撮るレンズになります。

それを念頭において、だいたいの二眼レフは最短撮影距離がおよそ1メートルほどなのに対し、c330s(sekors80mmf2.8付き)は蛇腹とレールでレンズ部分が前に繰り出すことによりかなりの近接撮影が可能です。最短撮影距離がおよそ35cmくらい。いかにc330s(sekors80mmf2.8付き)が近接撮影に強いかわかります。

通常時

 

近接撮影時

しかし、より近い近接撮影になればなるほど上下レンズの高さの違いによって生じる視差でファインダーで見えてる像がすべてではないという事象が発生します。

そこで近接撮影するためにピント調整ノブを回していくと、蛇腹が伸びファインダーに黒い線のようなものがでてきます。

これがその指針で、これから下が実際に写りますよってことです。なので、かなり寄ったときの撮影はファインダーでは全体像が把握できないので、私は難しく感じました。

必要ならばアクセサリーとしてパラメンダーとやらが売っているらしいので参考までに。

あと、ファインダーを覗いて思ったのが、左右逆になっているので撮りたいものに標準を合わせるのが難しいということ。

若干傾いてるなと思い水平にしようとしますが、手持ちだと結構難儀します。三脚使えば多少楽ですが。最初はかなりカメラをフリフリしてました。

そして、MamiyaCシリーズの特徴といえばなんと言っても二眼レフなのにレンズ交換ができる点ですが、私は1つしかもっていません。

もともとsekors80mmf2.8というレンズがついていたのですが、これ1本で私の場合は事足りてる気がします。まぁ頭の体操と思うか、足で稼ぐかします。

描写はというと、文句無しです。非の打ちどころがない。質実剛健という言葉がピッタリの信頼度の高いカメラです。

所有レンズ作例


RICOHFLEX NEWDIA

形式 6×6cm判二眼レフカメラ
シャッター B、1秒〜400/秒
レンズシャッター
セルフタイマー付き
露出計 なし
ファインダー ファインダー用・RICOH VIEWER 80mmF3.5
撮影用・RICONAR 80mmF3.5
ウエストレベルファインダー
レンズマウント レンズ固定
電池 不要
発売年 1956年

あらまし

Mamiyac330sというカメラを手に入れ物欲が満たされたかと思いきや、どうしても丸っこくて可愛いデザインの二眼レフが諦めきれず、妻に「中判カメラいいよ。二眼レフなんて可愛くて正方形の写真が撮れるんだよ。」となかなか無理矢理に押しきって私が以前から欲しかった可愛い二眼レフを手に入れました。

それがRICOHFLEX NEWDIAです。

使ってみて

CITIZENシャッターとSEIKOシャッターの2種類があり、私が入手したのはCITIZENシャッターのものです。

多重露光が簡単にできます。

巻き上げせずにシャッターチャージしてシャッター押すだけなので。

巻き上げるのを忘れてて多重露光になってることが多々あります。記録しておくことをおすすめします。

 

あと、セルフタイマーができます。

やり方としては接点の部分をXにしセルフタイマーレバーを下におろして、あとはシャッターチャージしてシャッターを切るだけ。

セルフタイマーレバーとシャッターチャージの順番は前後しても構いません。私の持つ個体は時間にして約7、8秒でした。

旅行や行事の際に家族の記念撮影なんかに使用することが多いです。

所有レンズ作例


ASAHI PENTAX 6×7

形式 レンズ交換式6×7判一眼レフカメラ
シャッター B・X・1秒~1/1000秒
電子式
フォーカルプレーンシャッター
露出計 TTL平均測光式(TTLペンタプリズム装着時)
ファインダー 交換式(ボディー側視野率100%)
視野率約90%(アイレベルファインダー・TTLペンタプリズム)
レンズマウント 専用ダブルバヨネットマウント(内爪・外爪)
(ペンタックス67レンズ専用マウント)
電池 4SR44又は4LR44を1個
発売年 1976年

あらまし

美しい風景写真が撮りたい。それがこのカメラを購入した理由です。

このカメラを買う前は35mmのカメラで撮影し、現像・プリントを町の写真屋さんにお願いしていました。
少し大きいサイズにプリントをお願いした際、仕上がったプリントを見てなにか物足りなさを感じてしまったというのが正直なところです。

もちろん自分の腕の無さというか実力不足な点は多々ありますが。
それからネットや写真屋さんのお話、本・雑誌などいろいろな方面から情報を集め、自分なりに考えた結果このカメラに到達しました。

使ってみて

初の中判カメラだったのですが、これまで35mmフィルムしか使ったことのなかった私にとって120フィルムを見た時は驚きでした。

まず紙が巻かれていた点。まぁそこはおいといて。
カメラ自体もですがフィルム自体も大きい。

撮影面積を35mm判と比較すると645判がおよそ2.5倍、66判がおよそ3.5倍、67判はおよそ4倍以上にもなります。原版が大きければもちろん画質と細かい部分の再現性は向上します。

私は中判までしか持っていませんが、大判となるとどうなるんでしょうね。考えただけでワクワクします。
古いカメラですが意外に電子式で4LR44もしくは4SR44という電池を1つ入れたら動きます。

電池切れやらなんやらで何度かミラーアップしたまま止まりましたが横についている黒丸ボタンを押したら解決しました。

露出計もついています。
ネガフィルムをスキャンした時やプリントにした時など、35mmのカメラと比べるとほとんどの場合において中判カメラの写真の方が綺麗に仕上がり、自分が写真が上手になったんじゃないかと錯覚させてくれるようなカメラです。

上手く撮れたリバーサルフィルムをライトビュアーで見た時は、それはもう美しいのなんのって。

所有レンズ作例


MAMIYA RB67 ProSD

形式 レンズ交換式6×7判一眼レフカメラ
シャッター T、1秒~1/400秒
機械式
レンズシャッター
露出計 なし(TTL露出計内蔵のファインダーあり)
ファインダー 交換式
標準はウエストレベルファインダー
レンズマウント 専用のスピゴットマウント
電池 不要(露出計内蔵のファインダー使用時は4LR44を1個)
発売年 1990年(RB67ProSD)

あらまし

67というサイズがやっぱり好きです。完全に主観ですが、収まりがいいんですよ。撮影するにもプリントするにも。

asahipentax6×7を持っているじゃない。違うんです。

後継機であるpentax67、pentax67Ⅱ、MamiyaRZ67、MamiyaRB67、Plaubel makina67などなど。世の中は素晴らしい67で溢れているんです。なのでもう1台67が欲しくなり入手したのがMamiyaRB67proSD(以下RB67)です。

使ってみて

撮影までのルーティンが多いです。その分自分で撮ってる感はあります。上手く撮影できた時の喜びもひとしおです。

またファインダーを覗くと左右逆という点、蛇腹が伸びて近接撮影が可能という点はc330sで書いたのと同じです。ただ近接撮影に関してはRB67では視差などはありません。全体像を把握しながらできます。なので私でも難なくできました。

また、67と謳ってはありますがフィルムホルダーは交換可能なので6×4.5判や6×6判のフィルムホルダーに交換し撮影もできます。

三脚などでカメラが固定された状態でもフィルムホルダーを回転させるだけで画面の縦と横を自由に変えることも可能です。

横は赤枠

縦は黒点線

PアダプターとMアダプターを駆使することでポラロイド用のフィルムホルダーやマミヤプレス用ホルダーも使うことができます。

私の入手した個体は完全に機械式で電池は不要。

やはりカメラは機械式に限る、、、気がする。

それにしてもMamiyaのカメラってなんでこんなに惹かれるんだろう。

Mamiyac330sの時も感じましたが、確かにデザインの可愛らしさや持ち運びに関しては少し戸惑う部分はあります。

しかし、それ以上に写りの良さだったり他のカメラにはない機能など盛り込んで、尚且つ頑丈。素晴らしいポイントがたくさんあります。

そんな機能美というかある意味洗練されたMamiyaのカメラ。私は好きです。

所有レンズ作例



 

 

  • この記事を書いた人

けーすみ

フィルムカメラ・フィルム写真が好きで、自宅に暗室を作りフィルム現像からプリントまでやっています。 カメラ・レンズや自宅暗室などの作例をメインに載せています。 とにかく「撮ってみて、焼いてみて。」の試行錯誤の日々です。 epilogとは「詩歌・演劇などの終わりの部分のこと。」を表す言葉で、一種の終活のように私自身がこれまで撮った写真や書いた詩、感じたモノや触れたコトに対する思いを、ブログとして綴っていこうと考えてepilog.というタイトルにしました。 私のやってきたこと・今やっていること・これからやっていくことが読者の方に少しでも有益となれば幸いです。

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