【カラープリント③】カラーネガフィルムのコンタクトプリント(ベタ焼き)の作成方法と作成してみて感じたこと


町の写真屋さん等でカラーネガフィルムを現像してもらうとインデックスというコマが順番に並んで整列された小さめのプリントが入っているじゃないですか。

写真屋さんによってはあったりなかったりするかと思いますが。

あれ、いいですよね〜!

便利ですよね〜!

自宅暗室で現像したら、あれがない!!

まぁそれは仕方ないことなんですけどね。

だったらどうにかしてそれっぽいのを作るしかない!!!

そう!それに変わるものがコンタクトプリント(所謂、ベタ焼き)というものだと私は勝手に思ってるわけなんですがね〜!

今回はそのコンタクトプリントとやらを制作していこうと思います。

コンタクトプリントとは?

コンタクトシートとも言ったりするんですが、実際の画像で見た方が早いかと思いますので。

いわゆるこういうものです。

抜粋しております。

部分的な画像ですみません。

私の場合は、四切のカラー印画紙に、こんな感じで全コマプリントされている感じです。

前述したインデックスとやらを実際に見たことがあるという方は、多少は「あぁ~そういうやつね。」ってな感じかもしれません。

別にカラーじゃないとできないというわけではありません。

モノクロでも大いに可能です。

今回はあくまでカラーでの試みですので悪しからず。

コンタクトプリントのメリットとデメリット

私なりにコンタクトプリントについて本気出して考えてみました。

何事も主観ですので悪しからず。

コンタクトプリントのメリット

  • 見返すのにも便利、コンタクトプリント1枚でフィルムの全容をあらかた把握できる

(使用したフィルムやそのフィルムにどんなコマがあるのか把握しやすい)

  • カラーだと色味も調整してプリントするので、ある程度のカラーダイヤルの数値も把握できる
  • 撮影時、露出オーバーやアンダーになってしまったネガのプリント時における修整につながる

例えば、標準と思われる1つのコマを基準にプリントするので、コマごとにオーバーなのかアンダーなのかわかりやすく、だいたいの露光時間を予測するのに役立つ。

そもそも適正露出で撮れるようになりなさいよ!という話なんですが、フルマニュアルだと咄嗟の時はまちまちになりがちで。

すみません。

  • なによりかわいい。

コンタクトプリントのデメリット

これといってない気もしますが、強いていうなら...

  • フィルムセットやらいつもと違う手間がかかる
  • 気に入った1コマを大きく引き伸ばした方がいいんじゃないかという考えもなきにしもあらず

ってことくらいじゃないですかね。

作り方

一応、コンタクトプリントそれ専用のものも、あるのはあります。

ありますが、今も販売されているかは微妙です。

COSMOS INTERNATIONAL CP-1。

私はこういったものを使ってコンタクトプリントを作っております。

箱から出しますとこんな感じ。

このガラスとスポンジの間にネガフィルムと印画紙を挟みます。

今回はこんな感じだよ~ということで、ざっとびゃっと適当に挟みましたが、ネガシート等同メーカーが販売しているものを使うと、いろいろ効果的というか便利かもしれませんね。

まぁこんな感じでネガフィルムを印画紙にくっつけて引き伸ばし機で露光。

そしていつも通りのプリントの発色現像・漂白定着処理。

私のいつも通りのカラープリントはこちらの記事からどうぞ。

アナログプリントの作例見本
【カラープリント①】 自家プリントにおける機材・薬品の紹介、プリント手順と作例

水仙が咲き、菜の花が咲き、そして桜が咲き始めました。 熊本にも高森峠千本桜、市房ダム、立岡自然公園な ...

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まとめ

無くても困らないけど、あったら便利。

そういうやつです。

あと、かわいいし、なんかおしゃれ!笑

当然ではありますが、カラーでれば真っ暗な中での作業になります。(モノクロの場合、セーフライトは可。)

いつもと違う工程があったりなかったりで、いつもと違う気を使ったり戸惑いもあったりしますが。

もう少し簡単にこういうのができればいいんですけどね。

まぁ今後の新たな課題ということで。

いろいろと考えていきましょう!!

えいえいお~!!!笑



 

 

  • この記事を書いた人

けーすみ

フィルムカメラ・フィルム写真が好きで、自宅に暗室を作りフィルム現像からプリントまでやっています。 カメラ・レンズや自宅暗室などの作例をメインに載せています。 とにかく「撮ってみて、焼いてみて。」の試行錯誤の日々です。 epilogとは「詩歌・演劇などの終わりの部分のこと。」を表す言葉で、一種の終活のように私自身がこれまで撮った写真や書いた詩、感じたモノや触れたコトに対する思いを、ブログとして綴っていこうと考えてepilog.というタイトルにしました。 私のやってきたこと・今やっていること・これからやっていくことが読者の方に少しでも有益となれば幸いです。

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