【モノクロネガ現像②】Asahi pentax spf /smc takumar 50mmf1.4f で撮影した Oriental newseagull100を ILFORD ID-11で現像 その方法と作例


じめじめとしていて蒸し暑い日が続きます。

私事で恐縮ですが、梅雨と聞くとMr.childrenの桜井和寿さんとsalyuさんの「to you」を思い出してしまう...

どうも。けーすみ(@ksumisan)です。

いやーだいぶ暑くなりました。

久しぶりにモノクロネガフィルムを撮り終えました。

早速ではありますが、現像していきます。

使用するもの

カメラとレンズとフィルム

今回、使用したカメラとレンズは...

Asahi pentax spf /smc takumar 50mmf1.4

です。

こちらのカメラの詳細はこちらの記事でご覧くださいませ。

35mm判カメラで撮影した写真
手持ちのフィルムカメラを紐解いていく 35mm判カメラ編

所有しているカメラを紹介していきます。 現在、35mm判カメラは6台所有しています。 壊れていたもの ...

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使用フィルムは...

oriental newseagull 100

モノクロネガフィルムです。

ここ最近はずっとこれです。

一時前まで三本入りのものがあったんですが、なくなったのかな?

見つけることができませんでした。

写りは普通に好きです。

よく写ると思います。

そして、なにより、このご時世で比較的安価。

ISO400も使ってみようかなと考えてます。

以前のモノクロネガフィルム現像の記事は大昔のお話で。

kodak d-76でFUJIFILM neopan acros100を現像
【モノクロネガ現像①】現像機材の紹介と薬品の作り方 コダック D-76でacros100を現像・作例

どうも。けーすみ(@ksumisan)です。 3年前のこないだは友人の結婚式でした。 出席のため東京 ...

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機材や薬品が大なり小なり変わっている部分があるので、今回改めて紹介していきます。

現像機材と薬品

現像タンクとリール

前回のモノクロネガフィルムの現像の時は、LPLのステンレスタンクとリールを使用していました。

今回はカラーネガフィルムの現像でも使っている、こちらのPaterson ユニバーサルタンクアンドリールで現像していきます。

最近はこればっかりになってしまいました。

もう使用液は600ml作ることにしています。

現像後はしっかり洗うことを心がけております。

パターソン PATERSON スーパーシステム4現像タンク ユニバーサルタンクアンドリール PTP115

現像液➡ILFORD ID-11

以前はKodak D-76を使っていましたが、なかなか入手するのが困難になってきましたので、今回は以前から気になっていたこちらの現像液を使っていきます。

箱を開けてみると、A剤とB剤があるようで...

早速調べます。

現像液原液を準備するには、最初に作成する容量の約4分の3の量の40ºC/104ºF の温水を用意し、A剤 (小さい方のバッグ)を入れて溶かします。 A剤がほとんど溶けるまでかき混ぜ、B剤(大きい方の袋)を少しずつ加えながらかき混ぜます。 粉が溶けなくなるまでかき混ぜ続けます。

[引用元:ILFORD JAPAN]

とあります。

よくよく見ると、この箱の中の部分にも作り方、載ってました。笑

現像液原液の作り方

40℃のお湯750mlにA剤を全て投入。

溶けるまで混ぜます。

溶けたらB剤を全て投入。

溶けてしまうまでよく混ぜます。

1000mlになるまで水を加えます。

現像液原液の完成!!

希釈してもいいようですが、私は原液で使用していきます。

 

  • ID-11 現像液原液 600ml
イルフォード フィルム用微粒子現像剤(1リットル用) ID‐11

ここからの薬品は以前の投稿でもちょいちょい出てきているので簡単にご紹介!!

停止液は富士酢酸。

富士酢酸 30ml + 水 1000ml = 1030ml を使用液として600ml。

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定着液は中外マイフィクサー。

  マイフィクサー
5L 1L 4L
600ml 120ml 480ml
500ml 100ml 400ml

後継品。

水滴防止剤のドライウェル。

ドライウェル 5mlを水 1Lに溶いて使用液とし600ml。

現像液もですが、定着液も前回のモノクロ現像と違います。

今回使用する定着液中外マイフィクサーは非硬膜タイプのものなので、水洗促進剤は使用せずにいきます。

現像

それでは、現像していきます。

Oriental new seagull 100 の現像データシートを早速!!

  • 現像時間(分)
現像液 希釈 感度(100/21)
ILFORD ID-11 原液 9
1+1 11 1/2
KODAK D-76 原液 9
1+1 11 1/2

[引用元:オリエンタル写真工業(株)]

※抜粋しております。

このフィルムの現像時間自体はILFORD ID-11とKODAK D-76は同じなのね。

ただそこが気になったので。

現像浴(20℃) 9分(最初30秒連続撹拌➡以降1分毎10秒撹拌)

停止浴(適当) 30秒(連続撹拌)

定着浴(20℃前後) 5分(最初30秒連続撹拌➡以降1分毎10秒撹拌)

水洗 約5分 流水でこまめに水を入れ替えながら、しっかり洗っていきます。

水滴防止剤 約30秒浸す

乾燥

だいぶ暖かくなったせいか、現像液を20℃にするのにてこずりました。

そして、非硬膜の定着液なので水洗時間が短くて済みました。

そこはよかったかな~って思います。

作例

Asahi pentax spf /smc takumar 50mmf1.4 /oriental newseagull 100

その他の作例

感想

撮影時の露出か、現像かスキャナー(EPSON GT-X900)の問題なのかわかりませんが(私はスキャナーだとふんでいます。)、ちょいちょい粒状性にばらつきがみうけられました。

ただ、もはやそれもよく感じられるほどに...

久しぶりにモノクロネガ、スキャン画像見ましたが、やはりいいですね!

白、黒、グレー、細かい部分まで描写されていて、諧調も好きなテイスト!!

何気ない、いつもの風景が特別になった気がします。

そして、最初にも申しましたが、なによりこのフィルム、このご時世にしては比較的安価!!!笑

プリントしてみないことには分かりませんが、プリントしたらまた違った表情・雰囲気になるんだろうなと想像しながら一人にやにやしております。笑

次はプリントにいそしみましょうかね。

ぐふふ...



 

 

  • この記事を書いた人

けーすみ

フィルムカメラ・フィルム写真が好きで、自宅に暗室を作りフィルム現像からプリントまでやっています。 カメラ・レンズや自宅暗室などの作例をメインに載せています。 とにかく「撮ってみて、焼いてみて。」の試行錯誤の日々です。 epilogとは「詩歌・演劇などの終わりの部分のこと。」を表す言葉で、一種の終活のように私自身がこれまで撮った写真や書いた詩、感じたモノや触れたコトに対する思いを、ブログとして綴っていこうと考えてepilog.というタイトルにしました。 私のやってきたこと・今やっていること・これからやっていくことが読者の方に少しでも有益となれば幸いです。

-Darkroom, film developing
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