仕様
フィルター径 | 100mm |
f値 | f3.5-f22 |
絞り羽根枚数 | 8枚 |
最短撮影距離 | 0.45m |
レンズ構成 | 7群8枚 |
重量 | 920g |
Asahi pentax 6×7にもともとついていたSuper-Multi-Coated TAKUMAR/6×7 105mm f2.4。
もちろんこの焦点距離もいいんですが、より広角と望遠のレンズがほしくなり広角側で検討・購入したのが、Super-Multi-Coated TAKUMAR/6×7 55mm f3.5です。
焦点距離55mmは35mm判でいうとだいたい30mm相当で、中判のレンズでいったら広角のレンズです。
Super-Multi-Coated TAKUMAR/6×7 105mm f2.4と比較すると、前玉が大きく平らで水平線とか地平線を思い出し吸い込まれそうな感覚に陥ります。
私の中で形状でいったらザ・オールドレンズと感じる1本。
写りは、もちろんグー!
中判ともなると、少し大きく伸ばしてもやはりきれい。
いろんなフィルムで撮りましたが、Super-Multi-Coated TAKUMAR/6×7 105mm f2.4と比較すると、全体的に色は大人しめな優しい発色に感じます。
あと、気になったのがゴーストです。
他にも数枚ゴーストが出ている写真があります。
好き好きですが、お気に召さない場合はフードをつけるなどの工夫が必要かも。
兎にも角にも、このレンズも好き!というかpentax67、好きですね~!!
Asahi pentax 6×7のちょっとしたスペックが気になる方はこちらから。
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手持ちのフィルムカメラを紐解いていく 中判カメラ編
前回は35mm判カメラでした。 今回は所有している中判カメラを紹介していきます。 現在 ...
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合わせて、前回紹介したPentax67レンズのSuper-Multi-Coated TAKUMAR/6×7 105mm f2.4の記事も見て頂けると嬉しいです。
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PENTAX(ペンタックス)のレンズ Super Multi Coated TAKUMAR/6×7 105mm f2.4 で撮影した写真(画像)一覧と、実際に使ってみた感想
仕様 フィルム このカメラで使用したフィルムは4つ。 かなり前に販売終了してしまった ...
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スキャナーはEPSON GT-X900です。
それでは作例をどうぞ。
作例
FUJI PRO 400
このフィルムは本当によかった。
如何なる時もニュートラルに発色し、派手さはあまりありませんが、ポートレート、日常写真、風景写真などなど、どんなシチュエーションでも使いやすいと思います。
販売終了してしまったのが残念で仕方ありません。
FUJI PRO 400H
「シアンというか青が印象的なネガフィルム。」
というのがこのフィルムに対する私の認識。
他とは違った色味・雰囲気を出してくれます。
FUJI PRO 160NS
FUJI PRO400Hが青の印象だったのに対し、こちらのネガフィルムは緑が印象的に感じます。
また中判ということで原版が大きいのに加え、ISO感度160ということで非常になめらかです。
多少暗い部分でも粒状性があまり悪くならず、綺麗に描写してくれます。
好き、このフィルム。
FUJI VELVIA 50
私の最も好きなリバーサルフィルムです。
といっても、他のはあまり使ったことないんですがね。
早々に販売終了してしまったもんだから。
発色は独特で、PROVIAや同じVELVIAのISO100と比較しても違う感じがします。
彩度が高く鮮やかで、全ての色が印象的というか。
しかし、上でも書きましたが、Super-Multi-Coated TAKUMAR/6×7 105mm f2.4で撮った写真(画像)と比べると発色は全体的に大人しめな感じです。
それはそうと、今年はお祭りや花火はあるのかな?
中学時代の思い出といえば?
「夏祭り。」
そう答える人もいたりいなっかったり。
いつもと違う浴衣姿のクラスの女子と屋台なんかで遭遇し、
「何でいるの?」
しらじらしい。
「だって地元の祭りじゃん!」
お互い来てるの知ってたくせに。
なんてにやにやしながら、どぎまぎしながら。
ちらちら顔を見て、目が合っただけで照れてたっけか。
共に見上げた夜空。
大小無数の炎の礫が漆黒に浮かび上がる。
刹那の光が皆の顔を照らす。
「時間よ、止まれ!」
切に願った。
想いを寄せるあの子は、今どんな表情(かお)してんのかな?
街中を包む屋台の香り。
白い煙が赤(甘さ)と黄色(香ばしい)の香りをのせて走る。
灰色(お酒と煙草)と紫色(汗と香水)の香りも一緒に。
全てをいっしょくたにした香りの中に火薬の匂いが混じる。
祭り特有の匂いを、大人と子どもの狭間で感じながら。
自分の気持ちはズボンのポケットに詰め込んで。
今年の夏休みには、あるのかな?
そんな淡い青春と恋の始まるきっかけのようなものが。