【カラープリント⑥】期限切れフィルムは使える?期限切れカラーネガフィルム(FUJICOLOR 業務用100)をスキャンした画像と実際にプリントした写真を比較してみた


今回はカラーネガフィルムをプリントしていきます。

概要

前回、期限切れカラーネガフィルム(FUJICOLOR 業務用100)を現像しました。

Pentax mz-5 /smc pentax-m 50mm f1.7 /Kodak ultramax 400
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スキャンした画像を見たところ、まぁそれなりのというか、見るに堪えないほどの仕上がりではなかったので安堵したわけです。

ましてデジタル化し、いろいろな画像編集ソフト等を駆使すれば、いかようにもなるのかなぁなんて。

ここで、私自身気になったのですが、これをプリントしたらどうだろう?

こちらもまたどうにかなるものなのかね、というのが今回のお話。

まぁそこまでとは言わずとも、自宅暗室・引き伸ばし機を用いて、アナログな手法でプリントをいい方向にもっていけるのかな?

と考えたわけです。

カラーネガフィルムのプリント方法や必需品・あると便利なもの、引き伸ばし機についてはこちらの記事等に書いています。

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興味のある方は目を通して頂けると幸いです。

 

スキャン画像とプリントの比較

スキャン画像

プリント

スキャン画像

プリント

 

まとめ

そもそもフィルム現像時の段階で現像ムラが見受けられます。

スキャン画像の方は、画質の部分で露出の設定等が影響している部分もありますのであしからず。

今回、スキャンした画像とプリントしたものを比較してみましたが、やはり引き伸ばし機を用いたプリント方法では限界があるようです。

感じた事は、、、

  • 彩度が低い
  • コントラストも低い
  • 若干白んでいる
  • 粒状性も若干荒いように感じる(これに関しては主観でしかありませんが)

まぁそういうのがいいという方もいらっしゃると思います。

それはそれで。

なにより、感じ方は人それぞれですし、自由ですので。

ただ、今回の場合はこの程度でとりあえずは済んでますが、もっと悪いことになる可能性は大いにあります。

逆もまた然り。

ものによっては問題なく使えるものもあったりなかったり。

そこは、様々な要因を加味して、神様だけが知っている、といった感じで。

ちなみに、今回使用したFUJICOLOR 業務用100ですが、2021年11月期限切れ・常温保管だったと記憶しております。

前回から期限切れフィルムについて書いてきました。

いろいろなことを鑑みた上で、私は、大事な場面で期限切れのフィルムを使うのは避けたいなと、前回同様改めて感じた次第であります。



 

 

  • この記事を書いた人

けーすみ

フィルムカメラ・フィルム写真が好きで、自宅に暗室を作りフィルム現像からプリントまでやっています。 カメラ・レンズや自宅暗室などの作例をメインに載せています。 とにかく「撮ってみて、焼いてみて。」の試行錯誤の日々です。 epilogとは「詩歌・演劇などの終わりの部分のこと。」を表す言葉で、一種の終活のように私自身がこれまで撮った写真や書いた詩、感じたモノや触れたコトに対する思いを、ブログとして綴っていこうと考えてepilog.というタイトルにしました。 私のやってきたこと・今やっていること・これからやっていくことが読者の方に少しでも有益となれば幸いです。

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