【カラープリント②】 これまでカラープリントをやってきて気づいた事・これからのカラープリントに向けて

Kodak エクタカラー RA-4でプリントした1コマ

だいぶ暖かくなってきました。

しかし、朝晩はまだ冷え込みますね~。

日中との気温差で体調崩しちゃぁいやせんか?

けーすみ(@ksumisan)です。

暖かくなってくると、カラープリントに精が出るってもんよ~!

早く暖かくなってほしい!

暑いの苦手なんですがね!!笑

今日はカラープリントのお話。

俯瞰の主観

Fuji CP-47Lの実際

以前、カラープリント①

アナログプリントの作例見本
【カラープリント①】 自家プリントにおける機材・薬品の紹介、プリント手順と作例

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こちらでFuji CP-47Lを用いたプリントを紹介しました。

このFuji CP-47Lという薬品はカラープリントを始めた時から今なおなので、長いこと使っています。(今は販売終了。後継品でてます。)

今回は私が感じたFuji CP-47Lの使用感について書いていこうと思います。

実際、この薬品には私自身かなり手を焼きました。

というのは、液温の変化に敏感ということです。

なんでもメーカー推奨の設定でプリントした方が毎回プリントの仕上がりも一定水準に保てますし、データもとりやすいです。

しかし、そうもいかないのが世の常というもので。

濃度や処理時間などの基本的な使用方法は同じですが、冬場のプリントでどうしても薬品の液温がメーカー推奨より低くなったり、使い回すうちに劣化した薬品(まだいけるだろうと踏んでたのですが)を新しく作り直したりした時など、やはり新しく作り直した薬品とそれまで使い回した薬品ではプリントの色味や仕上がりが変わってきます。

それがものすごい如実にでます。

上の写真2枚のプリントデータ

引き伸ばし機 LUCKY QE69 (C:0 M:50 Y:60)

引き伸ばしレンズ Rodenstock YSARON 50mm f3.5 (f:8)

露光時間 ①10秒 ②9秒

薬品 Fuji CP-47L (新しく作成した処理液で液温40℃前後 )

処理時間 60秒

印画紙 印画紙 FUJIFILM フジカラープロフェッショナルペーパー Pro-G 六切

作りたての薬品でプリントしたもの。

液の鮮度は言わずもがな、液温も40℃前後でメーカー推奨に近い形でのプリントになります。

プリントの写真を撮りましたが、手振れしてますね~!笑

露光時間に関しては改善の余地有ですが、色もコントラストもなかなかいい感じです。

ここからは液温と液劣化をピックアップしていきます。

  • 液温(処理時間は60秒)
  低い 基準値(約38.0℃) 高い
色味 青み、白みが強くなる ニュートラル 赤み、黒みが強くなる
コントラスト 低くなる ニュートラル 高くなる

※液温の低いと高いの基準などはないですが、プリントしていて青みが強く感じ始めたので液温を計ってみると、だいたい24~28℃くらい。

液温が高い場合は40~45℃くらいまでなら試しました。それ以上はまだ試したことはありません。

なので、その範囲での主観になります。

  • 液劣化(処理時間は60秒)
  作りたての状態 六切(20~40枚程度) 六切(50枚以上)
色味 ニュートラル 徐々に緑み、青みが強くなる 緑み、青みが強くなる
コントラスト ニュートラル 徐々に低くなる 低くなる

※自宅暗室で六切の写真を1日で50枚以上プリントするのは、なかなか大変かもしれません。(私はやったことはありません。)

同時に液温管理もしていかなければならないですし、時間もかかります。

なので、私の場合は六切20枚ほどプリントした段階で、液温も若干低くなってたんじゃないかな~って!

だから、緑み、青みが強くでたのかな~って!!

それを加味した上で、それにしてもなんですけどね。

少なくとも液劣化もプリントの仕上がりに影響を与える要因の一つですが、あくまで参考までに。

Fuji CP-47Lの実際の他の作例

あとは、如実にでた例を挙げていきます。

①C:0 M:50 Y:60

②C:0 M:50 Y:80

露光秒数は同じ12秒です。

①は新しく作成した薬品で液温も38℃に近かったと思います。

②はその日のプリントの終盤に改めて焼き直したもの。

Yを+20しているので青くなりますし、露光秒数も同じではそら薄味になりますわな!笑

いやいや、それにしてもですよ!!液も疲弊し液温も24℃ほどとなると、ここまでプリントに変化が生じてきます。

液だれ

褪めた色味と現像ムラ

液温も低く疲弊した薬品ですと、色の締まりもない褪めた感じ、ムラも出やすくなるようです。

そもそもミニラボ用で個人自宅暗室の皿現像用で作られているわけではないので、薬品自体もここまで酷使されるとは微塵も思ってなかったでしょう。

もし私が、自宅暗室皿現像で再度、Fuji CP-47Lをどうしても使ってみたくなり、その後継品であるCP-46X 低補充タイプを使うことがあれば、その辺が改善されていることを願っております。

Kodak エクタカラー RA-4の所見

最近、Kodak エクタカラー RA-4を使い始め、これからはこちらをメインのプリント薬品にしようと考えている次第であります。

フィルム現像にも使えるので、そちらでもちょいちょい使っていこうかなと。

(C:0 M:50 Y:60)

先日、少しだけKodak エクタカラー RA-4でプリントしてみました。

印画紙はFuji CA ペーパーのKGサイズ。

毎度お世話になっている写真創庫さんから。

仕上がりは上々。

上の写真はその日の後半にプリントしたもの。KGサイズで20枚ほど焼いてこの写真を焼いたのかな。

だいたいそのくらいで、液温も28℃前後だったかと。

液温も多少高低差ありましたが、このような現象は起きなかったように感じます。

私は気になるほどではありませんでした。

そう考えるとKodak エクタカラー RA-4という薬品は、液温の変化ではさほど色が変わらない扱いやすい薬品なのかもしれません。

まとめ

正直、「毎日プリントするわけじゃないんだから、都度作りなさいよ!」ってだけの話です。

連日プリントするっていうんならまだしもね。

富士フイルムのフィルムも続々と販売終了しています。

最近使うフィルムといえばほとんどKodakのフィルムになってしまいました。

なので、早めにKodak エクタカラー RA-4 に切り替えとけばよかったなと、今では思います。

もちろんまだ様子見の段階で、検証は必要ですが。

  • この記事を書いた人

けーすみ

フィルムカメラ・フィルム写真が好きで、自宅に暗室を作りフィルム現像からプリントまでやっています。 カメラ・レンズや自宅暗室などの作例をメインに載せています。 とにかく「撮ってみて、焼いてみて。」の試行錯誤の日々です。 epilogとは「詩歌・演劇などの終わりの部分のこと。」を表す言葉で、一種の終活のように私自身がこれまで撮った写真や書いた詩、感じたモノや触れたコトに対する思いを、ブログとして綴っていこうと考えてepilog.というタイトルにしました。 私のやってきたこと・今やっていること・これからやっていくことが読者の方に少しでも有益となれば幸いです。

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