【カラーネガ現像②】C-41RA対応薬品 オリエンタルカラー BAN での現像・作例 薬品の作り方等

はーい!けーすみ(@ksumisan)です。

今回は前回と違う薬品で現像していきます。

使用するもの

現像するフィルムは全てKodak ultramax 400です。

Asahi pentax kxで1本、Rollei  35sで1本、Canon pで2本、計4本。

現像タンクとリールは前回と同様。Paterson ユニバーサルタンクアンドリール。

リールにフィルムを巻く工程まで、前回の記事に記載しているので省略します。

kodak エクタカラー RA-4 でフィルム現像
参考【カラーネガ現像①】現像機材の紹介とカラープリント用薬品 コダック エクタカラー RA-4 を用いての現像・作例 薬品の作り方

けーすみ(@ksumisan)です。 だいぶ暖かくなりました。これから暗室作業をするにはいい季節にな ...

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使用する薬品

発色現像液と漂白液はおなじみの写真創庫さんから。

発色現像液➡オリエンタルカラー BAN-1R(Kodak C-41RA対応)

作り方は箱に貼ってありました。

10L=水8.8L+A1本+B1本+C1本

ということは、A、B、Cで1.2Lになるから。

よしよし!あとはA、B、Cそれぞれの内容量を確認して混ぜ合わせる比率を計算すれば...

書いてない。

ん~~~こうなったら全部一回量ってやる!!

てことで、量りました。

A:800ml B:200ml C:250ml

1.2Lじゃない~。まぁ10Lのうちの50mlなんて微々たるものよ。

どこからか聞こえてきたような。

そんなこんなで量を決めました。

今回は現像スターターは使用せずにやってみます。

  A B C
10L 8.8L 0.8L 0.2L 0.25L
600ml 528ml 48ml 12ml 15ml
500ml 440ml 40ml 10ml 12.5ml

※比率通りやると、ちょうどにはなりませんのでご注意ください。

漂白液➡オリエンタルカラー CNL/BAN-2R(CN-16L/C-41RA対応)

これはこれで完成のようです。このまま使用していきます。

定着液➡中外マイフィクサー

  マイフィクサー
5L 1L 4L
600ml 120ml 480ml
500ml 100ml 400ml

こちらのマイフィクサー、随分と昔に購入したものなので、期限が切れています。

ちゃんと処理能力があるか確認しておきます。一般的な処理能力の確認方法と定着浴の時間の決め方はというと。

①フィルム現像していたら出る適当な切れ端を準備します。

今回はベロ部分

②準備した定着液につけます。

③しばらく待ちます。

④だんだんフィルムが透明になります。

この透明になるのにかかった時間の倍の時間というのが一般的です。

こちらは後継品がでていますのでそちらをご紹介。

水滴防止剤➡ドライウェル

現像手順

発色現像(38℃前後) 3分15秒(最初30秒連続撹拌➡以降1分毎10秒撹拌)

水洗 2~3回水を入れ替えて流します。(発色現像液を次の工程に持ち込まないように。)

漂白(28℃前後) 5分(最初30秒連続撹拌➡以降1分毎10秒撹拌)

水洗 2~3回水を入れ替えて流します。(漂白液を次の工程に持ち込まないように。)

定着(28℃前後) 5分(最初30秒連続撹拌➡以降1分毎10秒撹拌)

水洗 3~5分

水滴防止剤 30秒浸す

乾燥

発色現像液に関しては、メーカーが推奨している液温と現像時間に近しい形でやってみました。


作例

作例いってみましょう!

スキャナーはEPSON GT-X900です。

Rollei 35s /sonnar 40mm f2.8 /Kodak ultramax 400

その他の作例

Asahi pentax kx /smc pentax-m 35mm f2.8 /Kodak ultramax 400

その他の作例

Canon p /Canon 50mm f1.8 lmount /Kodak ultramax 400

その他の作例

Canon p /Canon 50mm f1.8 lmount /Kodak ultramax 400

その他の作例

まとめ

2つ目のAsahi pentax kx /smc pentax-m 35mm f2.8 /Kodak ultramax 400の部分。

露出の設定を間違えて、あまり作例として見せれるようなものがなかったので枚数が少ないです。すみません。

全体的に粒状性が若干荒い気がします。

そんな中でRollei 35s /sonnar 40mm f2.8 /Kodak ultramax 400。

ピントが微妙にズレているのもあるかもしれませんが、なめらかで自然な発色に感じます。

このカメラはなんとなく他のカメラとは一味違う描写を見せてくれるのでおもしろいですね~。

あとは、距離を目測である程度正確に測れるようになれば。

現像に関していうと、次は現像スターターを入れてみようかな。

液温下げて時間を延ばしてみようかな。

いろいろと考えが巡ります。楽しくなってきました。



 

 

  • この記事を書いた人

けーすみ

フィルムカメラ・フィルム写真が好きで、自宅に暗室を作りフィルム現像からプリントまでやっています。 カメラ・レンズや自宅暗室などの作例をメインに載せています。 とにかく「撮ってみて、焼いてみて。」の試行錯誤の日々です。 epilogとは「詩歌・演劇などの終わりの部分のこと。」を表す言葉で、一種の終活のように私自身がこれまで撮った写真や書いた詩、感じたモノや触れたコトに対する思いを、ブログとして綴っていこうと考えてepilog.というタイトルにしました。 私のやってきたこと・今やっていること・これからやっていくことが読者の方に少しでも有益となれば幸いです。

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